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はだかの王様

オーディオブック

王様はピッカピカの新しい服が大好きで服を買うことばかりにお金を使っていました。

王様の望みはいつもきれいな服を着て、みんなにいいなぁと言われることです。

ある日、布織り職人と偽る二人組の詐欺師が町にやって来ます。

その二人組は不思議な布地を使って、

"自分にふさわしくない仕事をしている人と、バカな人には透明で見えない服"

を織ることができるといいます。さっそく王様は二人組に服を作るように命じます。

そして完成した服を見て王様はうろたえます。王様には服が見えませんでした。

王様は家来の手前、見えないとは言えず、そのまま行進パレードに臨むことになります。

家来も見物人もバカと思われてはいけないと思い、みな同じように衣装を称えます。

しかし、行進パレードを見ていた一人の小さな子どもが叫びます。

「王様は、はだかだよ!」

●著者:ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)

デンマークの国民的文学者。オーデンセの貧しい靴直し屋に生まれ、幼少の頃から

父にアラビアンナイトなどの物語を読み聞かされ育った。国外を遊学し、その際の

イタリアでの印象と体験より「即興詩人」を著す。1835年「童話集(お話と物語)」を

発表し、以後、死ぬまでの40年で150余編の童話を書いた。グリムと童話文学の始祖として

並び称されるが、グリムと違い、創作童話の多さが特徴的である。

■翻訳:大久保ゆう(おおくぼ・ゆう)

1982年生まれ。高校一年の時、コナン・ドイル「ボヘミアの醜聞」で翻訳をはじめる。

自ホームページ内ではコナン・ドイルのホームズ・シリーズをはじめ、各種作品を翻訳し

フリーテキストとして公開中。またサイト Aufliteratur von Zeze で自作ミステリ・

翻訳等も発表。現在は、翻訳研究(Translation Studies)を大学院にて専攻、理論や翻訳者の

研究・翻訳文献の復刻・翻訳史の調査など行っている。京都大学電子テクスト研究会世話人。

フォーマット

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言語

  • 日本語